事実は小説よりも樹なり・ハワイ編34
オアフ島観光スポット (2003'06'18)




こちらは、カイルア・ビーチ
久しぶりに本人登場

 これまで、「 真珠湾・アリゾナ記念館 」や、「 ノース・ショアー 」など、オアフ島の観光スポットを幾つか紹介してきた。今回は今まで紹介しきれなかったスポットを、まとめて紹介しようと思う。

 1、「この木何の木」

 ご存知、日立グループの「このー木、何の木、気になる木」というコマーシャルに使われている大きな木。この木は、実はハワイ・オアフ島にあるのだ。場所は、ホノルル空港近くのモアナ・ルア公園。コマーシャルからのイメージから、自然の中に悠然と立っているのかと思っていたら、すぐ横に大きな高速道路が走っていたのにはびっくりした。実際、そこへ足を運んでみると、ひっきりなしに自動車の音が聞こえてくる。日本人観光客用のオアフ島一周ツアーにも組み込まれているようで、毎日多くの日本人が記念撮影に訪れているが、ハワイや米国の人々にとっては不可解なようだ。

 ぼくらが訪れた際には、皆で肩を組んで「このー木、何の木―」と木の周りを回りながら歌い、その後、木陰でシートを広げて、おにぎりを食べながらビールで乾杯した。沖縄出身の友達が三線を持ってきていて、それを取り出して「安里屋ユンタ」という曲を弾きはじめる。歌っていたら、程なくして地元の沖縄からの移民というおばあさんや、最近石垣島へ旅行してきたばかりだという観光客に話かけられた。三線の音色には、人を引き付ける不思議な力があるのかな?

 

 2、「ホノルル動物園」

 前回紹介した「ブランチ・オン・ザ・ビーチ」。そこで、文字通り「ブランチ」を食べた後、ワイキキにあるカピオラニ公園を、あてもなく散歩していた。実は、この次の日、「 グレート・アロハ・ラン 」というマラソンの大会が控えていたのだ。明日に備え、休日ではあったが遠出はしたくはなかった。そういった訳でフラフラしていたのだが、時間もあったので、そこにあった「ホノルル動物園」へと入ることにした。

 動物園なんてどこにでもあるが、それ故、中々足を運ぶこともない。ホノルル動物園は、亜熱帯気候というだけあって、南国の珍しい鳥が充実していた。園内は結構広く、一番奥のキリンやシマウマを見た頃には、予想に反して結構疲れてしまっていた。

 考えてみたら、最後に動物園へと行ったのは、2年前、米国オレゴンにある「オレゴン動物園」へ行ったときである。どこか旅行でも行かない限り動物園なんて行かないものだなあと、変に感心しながら、次に動物園へと行くのはいつ、どこでのことになるのだろうと思ったりもした。

 3、「ハナウマ湾」

 オアフ島にはいくつものビーチがあるが、シュノーケリングするならお薦めと言われているのが、ここ「ハナウマ湾」。そう、ビーチは、サーフィンやウインドサーフィン、カヤック、パラセーリング、BBQパーティー、そしてただ寝転がるだけ、と用途に合わせて選ぶのが良い。で、ハナウマ湾は写真のように丸いくぼみ型の湾となっていて、海底はしばらくは遠浅の砂浜となっているが、しばらく進むとリーフ(さんご礁)となっており、多くの魚に会えるという訳だ。実際、ぼくが行ったときも、100匹以上の魚の大群と遭遇している。 リーフを超えると、徐々に10m以上の水深へとなっていく。底まで見渡せるのは、さすがハナウマ湾だ。ただ、魚はリーフの近くで泳いでいるため、ここまで来ると魚を近くで見られないのは残念。カメが泳いでいるのを見たくて、沖のほうまで泳いでいったのだが、結局一度もカメと会うことはなかった。友達は結構見たって言っているのになあ。

 4、「カイルア・ビーチとラニカイ・ビーチ」(写真はラニカイ・ビーチ入口)

 さて、ビーチの話の続きであるが、オアフ島東部にあるこの2つのビーチはかなり人気が高い。カイルア・ビーチのほうは、BBQパーティーにもってこい。以前、 BBQパーティーをしたアラモアナ・ビーチ 同様、車の駐車スペースは広く、芝生や木陰、トイレやシャワー、それにフード・ショップまで営業している。ビーチも広いし、砂も真っ白だし、雰囲気も良い。大人数で、車で乗り付けて、わいわいとBBQパーティーなんかしたら最高だろうなと思う。

 

 そして、カイルアの横にひっそりとあるのがラニカイ・ビーチ。ここは、カイルアとは違い、駐車場もシャワーすらもない。上の写真のように民家の横にひっそりとある小道を入っていくのだが、小道を抜けると、白い砂浜に透き通った海が眼前に広がるのだ。隠れ家的な存在のため、来ている人の数もカイルアと比べると断然少なく、これだけ綺麗なビーチにも関わらず、プライベート・ビーチの気分が味わえる。ちなみに、ぼくがこれらのビーチに遊びに行ったのは年末年始にかけてだったのだが、もちろん泳ぐことが出来て、ラニカイではハナウマ湾と同じくらい、多くの魚を見ることが出来た。

 

 5、「イオラニ・パレスとカメハメハ大王像」

 この2つについては 先週も紹介した。 大学近くのキング通りをダウンタウンの方向へ真っ直ぐ行くと、それぞれ通りを挟む形で建っている。

 

 カメハメハ大王像のほうは、皆よく知っていて記念撮影しているのだが、その向かいにあるイオラニ・パレスのほうは、知名度は今イチのようだ。観光客が「何コレ?教会か何か?」と話しているのも、よく耳にする。確かに、宮殿という割にはこじんまりしていることは否めないが、内部に入って見学してみると中々のものだ。この宮殿に入るツアーは日本語でも行われており、内部は一見の価値がある。何より、宮殿のことをはじめ、ハワイの歴史を知ってハワイを観光すると、通りや、建物、学校などの名前の由来が理解出来て、ハワイをもっと楽しめると思う。