夏にアメリカへの短期留学が決定             

夏にアメリカへの短期留学が決定 (00'05'24)


    ぼくの通っている早稲田大学では、様々な国際交流、留学のプログラムが用意されているのだが、そのうちの一つである、「早稲田・オレゴン夏期英語講座」に行くことが決まった。もっとも、これは、TOEFLで一定以上の点数さえ取っていれば先着順に誰でも申し込みができるので、特別な選考試験があったわけではない。場所は、アメリカ合衆国オレゴン州ポートランド市、ルイス・アンド・クラーク大学。キャンパス内の学生寮で生活し、午前3時間、午後2時間の計5時間授業を受ける。7月21日、学校の授業が終わる2日後には、もう現地の空港で集合し、8月15日までの約一ヶ月間をすごす。もともと、ぼくは、アメリカへの一年間の交換留学を希望している。その一年間の交換留学の場合は、TOEFLのスコアはもちろん、エッセイと面接の選考試験がある。TOEFLのスコアも最低ラインを超えていればいいというものではない。高ければ高いほうが、選考試験でも、また行ってからもよいことは確かだ。この選考試験は、10月に行われる。そのため、今のぼくでは、あまりにも英語力が乏しいし、TOEFLも全然スコアが取れていない。そんな訳で、この夏に一ヶ月でもアメリカへ行って勉強し、語学力をブラッシュ・アップしてこようと思ったのだ。
アメリカに留学したいのは、もちろん、世界の共通語としての英語を習得したいというのも大きな理由として一つある。でも、それだけなら、イギリス、カナダ等他にも英語を母国語にしている国はいくつかある。しかし、それでもアメリカに行きたいという理由があるのだ。それは、今、現状として、なんだかんだ言っても国際政治や経済といったもので覇権を握っているのはアメリカである訳で、そのアメリカに賛同的になるも、否定的になるも全ては自分の目で見てみない限り分からないと思ったからだ。ただ、旅行のように短い期間滞在するだけでは上辺だけしか見えないまま終わることもあるだろう。それより、ある一定期間住んでみれば、本当の素のその国のあり様が見えてくるはずである。日本国内の問題を考えるにあたっても、例えば最近論議が熱くなっている憲法改正問題にしても、憲法成立の段階ですでにアメリカが大きく関わっており、改正の火付けとなった、自衛隊海外派遣の問題にしても、アメリカ抜きでは、考えられない。日米安保条約、それを根拠とした在日米軍、それへと思いやり予算を多額に出す、アメリカ追随外交といったものも、すべて、ではアメリカって何?ということを分からない限り話が前に進むものではない。そういった意味で、ぼくはアメリカへ行って勉強し、またアメリカの人々と触れ合ってきたいのである。この夏が、本気で楽しみだ。


オレゴン・ポートランドの場所