事実は小説よりも樹なり・ハワイ編2
ハワイでニホン 1 (2002'09'23)



 ALOHA−!ハワイの一樹です。皆さん、元気にしていますか? ここ、ハワイでは、何気なく歩いていると、日本とのつながりをあらわす色々なものとよく遭遇して、思わず見入ってしまうことがあります。そんなわけで、今回は「ハワイで見つけた日本的なもの」を幾つか紹介することにします。

   まずは、こちら。広島は厳島神社の鳥居です。これは、ハワイ大学から本当にすぐ近くのスーパーマーケットの近くにそびえたっています。説明書きによると、「HIROSHIMA TO HONOLULU HAWAII FRIENDSHIP TORII(広島とハワイ・ホノルルの友好の鳥居)」だそうで、厳島神社にある本物の2分の1のサイズで、本物と違い、このレプリカは金属でできているそうです。しかし、最初見たときは、いきなり厳島神社の鳥居が現れたんでびっくりしましたよ。

 さて、鳥居といえば、こちらもはずせないでしょう。「石鎚神社」です。日本で撮った写真ではありませんよ。れっきとした、ハワイの神社で、こちらも割と大学から近くにあります。白い鳥居がハワイの青空に映えてて素敵ですね。なお、この神社の道を挟んだ向かいには、カステラの文明堂がありました。

 こちらは、大学内で発見したシロモノです。写真が小さいため分かりづらいですが、「元風火水地」の文字が刻んであります。クリックすると拡大します。「THE HAWAII PEACE MEMORIAL(ハワイ平和記念碑)」と書いてあり、1868年に最初に到着したころの、初期の日本人移民の奮闘を忘れないでおこうという記念碑のようです。さて、この「元風火水地」のそれぞれのパーツは、チビタの持っている串刺しのおでんのようなシルエットをしていますが、実は卒塔婆のシルエットと同じなんですねー。え?卒塔婆を知らない?お墓の後ろに立っている木の板のことです。たしか、森羅万象はこれらの5要素から全て成り立っているとか何とかいうことを、小学校のときに習った記憶があります。

 さて、今度は打って変わって、大学にある野球場の入り口の写真です。え?何が日本と関係あるんだって?よーく写真を見てください。特にスタジアムの名前に注目して。そう、実はこの野球場、ムラカミ・スタジアムというんですねー。まさかハワイ大学の野球場が自分と同じ名前とは思っていなかったのでびっくりです。

 こちらは何の写真か分かりますか?ワイキキにある、カピオラニ公園で9月の初めに開かれた、日本のある地域のフェステバルの様子なんですけれども。中央に立っているのぼりに見覚えのある人はいませんか?

 ヒントとしてはこちらの写真。「ALOHA HAISAI」と書かれていますね。これで、分かる人には分かったと思います。そう、実は「沖縄フェステバル」がワイキキで開かれていたのでした。というのも、ハワイには沖縄から実に多くの移民が移住してきて、ハワイと沖縄の間には、太―いコネクションがあるのです。まさに、自分もそういうわけで沖縄問題を扱うためにハワイに留学してきた訳ですが。

 ちなみに、会場の屋台ではサーターアンダギー(琉球ドーナツ)や、足てびちー(豚の足)なんかも売られていました。上の写真のステージでは三線(沖縄の三味線)の演奏なんかも行われていたんですが、これがまたハワイの感じと良くマッチしていて、聞いていて気持ちよかったですよ。

 さて、今回は以上ですが、まだまだ1回じゃ伝えきれないほどハワイでは日本っぽいモノを発見できるので、また追々報告していきますね。

 ではでは、MAHALO−!