事実は小説よりも樹なり
留学します! (2002'07'01)



 実はこの夏から米国のハワイ大学へ一年間交換留学へ行くことになりました。

 と、「ハワイへ留学へ行く」と誰かに話すたびに、それって留学じゃなくて、遊びにいくんじゃない?と突っ込まれます。

 そもそも、なんでハワイかと言うと、 いま法学部で勉強している「沖縄基地問題」および、その存在根拠となっている「日米安全保障条約」について、日本からの視点だけでなく、米国からの視点と、アジア・太平洋地域からの視点でも考察したいと思ったのがきっかけです。

 もう少し詳しく言うと、ぼくは法学部の4年間で、「沖縄米軍基地問題」について勉強しようと思っているのですが、 その米軍基地の存在根拠となっている「日米安保条約」について、 「日本」からの視点だけでなく、もう片方の当事者「米国」からの 視点でも考察したいと思ったのが、留学先に米国を選んだ理由です。

 と、同時に沖縄にある米軍基地は、単に日本と米国だけでなく、 「極東におけるキーストーン」といわれるように、東アジア・太平洋地域において大きな意味合いを持っています。

 そこで、この問題を「東アジア・太平洋地域」からの視点でも考察したいと思い、 その「米国からの視点」と「東アジア・太平洋地域からの視点」の両方を兼ね備えたハワイ大学を志望したというわけです。
実際、ハワイ大学の研究機関「イースト&ウエスト・センター」には沖縄米軍基地問題や日米安保条約の専門家がいるようです。

 また、もちろん、そういった学術的な理由だけでなく、ハワイの持つ気候、そこから生み出される文化に沖縄に似たものを感じ、興味を持ったということも理由の一つです。学校の休みの時には、ビーチでサーフィンなんかして過ごせたら最高ですね。

 8月には向こうでの授業が始まります。
日本に帰ってくるのは、1年後の来年の夏になります。
と、いう訳でもう少しでしばらくは日本ともお別れですが、このホームページ上で、向こうからも「留学奮闘日記」でも連載しようと思っているので、まあ引き続いてたまには見に来てやってください。